コラム
*安全なお小遣いサイトを見分ける
『安全であること』のものさし
インターネットが普及している現代では、知りたい情報を検索一つで探すことができます。しかしその情報量はときに膨大で、どれを信じていいのか分からなくなることがあります。便利ではあるけれど、使い方次第で犯罪に巻き込まれてしまうこともある世界で、安全に、できるだけ真実の情報を手に入れるには、ある程度の知識も必要です。『だんだん分かってくる』とも言いますが、では初心者の場合はどうすればいいでしょうか?
ここにいくつかの目安となる要因を挙げてみます。私自身がお小遣いサイトを始める前に調べて知った知識や、やっていくうちに実感したものです。『安全であること』のものさしとしてみてください。よく分からないまま始めるよりも、ぐっと不安感が減ります。
こんなところに気をつけよう
●会社概要がしっかりと明記されていて、分かり易いところにお問い合わせボタンがあること。
リサーチ企業は、企業名をあまり表に出す機会がないため、聞いたことのない社名がたくさんあります。しかし、安全サイトは会社概要がしっかりと明記されています。創立日、代表者名、所在地、上場している場合は証券コード、従業員数などがこと細かく公開されています。さらに、分かりやすいところにお問い合わせボタンがあります。きちんとした活動をしているという証拠であり、信頼してくださいという企業側からの提示でもあります。
会社概要はフッター(ページの下部)にある場合が多いので、そちらに注目してみてください。
●プライバシーマーク、日本マーケティングリサーチ協会のマーク、日本アフィリエイト・サービス協会のマークが分かりやすいところに貼ってあること。
プライバシーマーク(Pマーク)とはプライバシーマーク制度により定められた基準を満たしている事業者を証明するマークのことです。
詳しくはこちらをご覧ください▸よくわかるプライバシー制度
日本マーケティングリサーチ協会のマークとは、その協会が定める規定に賛同し、誓約書を交わしたことを証明するマークのことです。主にリサーチ企業が加盟しています。
詳しくはこちらをご覧ください▸日本マーケティングリサーチ協会
日本アフィリエイト・サービス協会のマークとは、その協会が定める規定に賛同し、誓約書を交わしたことを証明するマークのことです。主にアフィリエイトサービスプロバイダ企業が加盟しています。
詳しくはこちらをご覧ください▸日本アフィリエイト・サービス協会
こういった協会は、サイトの利用者を守るために作られたものです。中立的な立場でものごとを審査、判断をしており、加盟社はその協会が定める規定に常に忠実でなくてはなりません。その一方で、『このサイトは中立的な協会の審査に通った安全なものです』という証明にもなります。
お小遣い稼ぎサイトには、たいていこれらのマークが貼られています。もし当サイトで紹介していないお小遣い稼ぎサイトに登録する場合は、これらを確認してみるといいでしょう。
●質問形式SNS等の書き込みで、『危険』『詐欺』等の書き込みがされていないこと
私が最初に行なった方法です。『アンケートモニター』『安全性』などで検索するとすぐに欲しい回答がみつかります。登録したいサイトが決まっていたら、具体的なサイト名で検索するとよりいいでしょう。ときには無責任な回答者が、なんでもかんでも『危険』『騙されるな』『ネットでは稼げない』などと書き込んでいる場合がありますが、そういう回答者は過去の回答を見てみるとたいていどの質問にも同じように回答しています。
そういった書き込みは除いて、それでも危険性を感じるサイトに関しては登録しないほうがいいでしょう。
●公式サイトで過剰な利益を想像させる表現がされていないこと
お小遣い稼ぎサイトはあくまでも『お小遣い』程度の額が稼げるものです。もちろん会員の中には1ヶ月に何十万と稼ぐ方もいらっしゃるとは思いますので、そういう方が運営しているサイトやブログでの『1ヶ月で●十万稼いだ方法』という表現は決して過剰な表現とは言えません。
しかし、お小遣いサイト自らが『絶対稼げる』などと表現している場合、それは過剰な表現と言えます。そういったサイトには警戒が必要です。安全なサイトは、『稼げる』『儲かる』という表現を使いません。『誰でも簡単に儲かる』『これを見た方だけに特別』などという表現を見つけたら、まずは冷静になってその続きは読まないようにしましょう。
●会員登録は基本的に無料であること
会員登録時にお金を支払わなければならないサイトはもちろんのことですが、逆に高額ポイントが付与される場合も危険です。安全なサイトの会員登録は基本的に無料です。『今登録すれば○円』というキャンペーンを行なっている場合もありますが、その場合も金額に換算すると10〜50円分のポイントを付与される程度です。会員登録のみで3000円分以上のポイントが付与される場合は怪しいと思っていいでしょう。
●最低換金ポイント数が低めに設定されていること
最低換金ポイント数とは、ポイントがこれだけ貯まったら現金や金券に交換できるというポイント数をいいます。それが低ければ低いほど換金がしやすいことになります。
安全なサイトの場合は、おおむね500〜1000円分のポイントに設定されています。危険なサイトの場合それが極端に高く設定されており、なかなか換金にいたりません。たとえば登録するだけで5000円分のポイントが付与されたとしても、換金に至らずポイント有効期限が切れてしまえば、実質的にサイト側に損はありません。最低換金ポイント数が10000万円分ポイントを要する場合は危険なサイトと思っていいでしょう。ポイントの有効期限が数ヶ月程度しかなければより悪質です。
過度な期待をしない自分で
安全に、そして安心してお小遣い稼ぎ活動ができるように、自分の身は自分で守る術を身に着ける必要があります。
うますぎる話には真っ黒な裏があります。誰にでもできて知識もいらなくて大儲けができる仕事はありません。モニター活動やポイントサイト活動は、とても地道な作業です。コツコツと細く長く続けていく活動であり、短期間で大金を得ることはなかなか難しいです。アフィリエイト活動は、作業自体はとても簡単ですが、利益を出すためにはそれなりの知識や経験、時間も必要になります。
私自身、モニターサイトやポイントサイトから初めて現金を受け取ったのは会員登録から1ヶ月ちょっと経ったころでした。アフィリエイト活動の場合はホームページ開設から7ヶ月後に初めて入金されました。
今でこそ、他の人におすすめできますが、始めて間もないころは誰かに紹介しようとはなかなか思えませんでした。
過度の期待はせず、とりあえず1ヶ月数千円の収入があればいいなと思って続ける方が、モニターサイト等に登録する際に、冷静に安全か危険かを判断できるのではないでしょうか。